認知症を早くみつける!東大生のブログ

認知症の早期診断・早期対応政策を、地方自治体職員の方や議員の方に提案しております。その他、市民団体・認知症関連団体・企業の方と協働して、認知症啓発活動にも取り組んでいます。政策企画やマニフェスト作成、議会質問、各種啓発活動のご相談はお気軽にinfo@policym.orgまで。NPO法人政策会議が活動母体です。

2015-01-01から1年間の記事一覧

認知症の新たな治療薬―認知症ロボット

昨年11月、東京・六本木で「G8認知症サミット日本後継イベント」が開かれ、認知症の「新しいケアと予防のモデル」について、活発な議論がなされました。このイベントでは、民間企業の取り組みに焦点を当てた会合も開かれ、対話型ロボットの認知症対策への活…

NPOを中心に地域が一体に!日本からも視察が続々訪れる、街をあげた認知症政策とは?【海外事例③:ベルギー(ブリュージュ)】

こんにちは。今回は、デンマーク・ドイツに続く「認知症海外事例シリーズ」第三弾をお送りします。今回取り上げるのはベルギーの小都市ブリュージュです。世界遺産の街として有名ですが、ここではNPOを中心に地域が一体となるという、日本では見られない形の…

画期的なアイデアから国家戦略へ 市民の憩いの場「認知症カフェ」とは? 

皆さんは「認知症カフェ」をご存知でしょうか? 認知症カフェは、認知症の方やその家族、介護・医療の専門家、地域住民が集い、交流や情報交換を行うカフェです。 最近では、国家戦略(新オレンジプラン)でその普及が盛り込まれたり、NHKが認知症カフェを舞台…

「学生ロビイング」が政治を変える! ~東大認知症政策チームが活動する理由~

「なぜロビイングをしているんだろう?」「なんで学生がやっているんだろう?」私たちの活動ブログをご覧になる方のなかには、そもそもこのような疑問を抱かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。現代の日本の政治において、ロビイングという行為が持…

人生を輝かせるヒントは彼女が教えてくれた ~日本発の認知症ドキュメンタリー映画「僕がジョンと呼ばれるまで」上映会を開催しました~

3月22日(日)、認知症啓発運動として、早稲田商店会・アトム通貨実行委員会との共催で「映画"僕がジョンと呼ばれるまで"上映会」を開催しました。早稲田・高田馬場の地域住民の方を対象として開催した本企画は、認知症政策の要とも言える「地域ネットワーク」…

【ご報告】NPO法人政策会議として登記しました。

私たちの活動を応援してくださっている皆さまへいつも当ブログをご覧いただき、そして、私たちの活動を気にかけてくださり、本当にありがとうございます。私たち東大認知症政策チームは、今後の活動における継続性の担保と更なる拡大のため、3月16日付けで「…

「安心して徘徊できる街」~地域ネットワークの先進事例・大牟田市の謎に迫る!~

「ちょっといいですか?」部活帰りに見知らぬおばあさんに声をかけられた男子高校生。違和感を持った彼は話を進めた。「家がどこかわからない。」ということで、高校生はおばあさんを警察署まで送り届けた。実はこのおばあさんは徘徊中であり、男子高校生の…

一人32万円! リッチな認知症介護保険を実現したドイツの英断とは?【海外事例②:ドイツ】

前回、大変ご好評をいただきました「認知症政策海外事例シリーズ」。第二回の今回は、日本も介護保険制度を作るさいにモデルにしたと言われる『ドイツ』に焦点を当てていきます。この記事を読むにあたっては、私たちが海外事例を取り上げるに至った経緯もま…

完成のときは近い!? 認知症を完治させる薬は出来るのか 〜認知症治療薬の変遷とこれから〜

ごま油、筋トレ、納豆、ココナッツオイル、カレー、アロマ……これらはテレビやネット、本などで「認知症予防に役立つもの」として取り上げられているものの一例です。認知症に関する各種特集で、最近、とくに多く見かけるのが、以下のような謳い文句です。 「…

高齢者同居率6%!? 北欧流認知症介護に迫る。 【海外事例①:デンマーク】

「この政策案って、海外のものも参考にしてますか?」「海外での認知症政策はどんなものがあるの?ぜひ教えてほしい」私たちがヒアリング・ロビイングを行う過程で、「認知症政策の海外事例」についてご質問いただくことがよくあります。意外なことかもしれ…