昨年11月、東京・六本木で「G8認知症サミット日本後継イベント」が開かれ、認知症の「新しいケアと予防のモデル」について、活発な議論がなされました。このイベントでは、民間企業の取り組みに焦点を当てた会合も開かれ、対話型ロボットの認知症対策への活…
こんにちは。今回は、デンマーク・ドイツに続く「認知症海外事例シリーズ」第三弾をお送りします。今回取り上げるのはベルギーの小都市ブリュージュです。世界遺産の街として有名ですが、ここではNPOを中心に地域が一体となるという、日本では見られない形の…
皆さんは「認知症カフェ」をご存知でしょうか? 認知症カフェは、認知症の方やその家族、介護・医療の専門家、地域住民が集い、交流や情報交換を行うカフェです。 最近では、国家戦略(新オレンジプラン)でその普及が盛り込まれたり、NHKが認知症カフェを舞台…
「なぜロビイングをしているんだろう?」「なんで学生がやっているんだろう?」私たちの活動ブログをご覧になる方のなかには、そもそもこのような疑問を抱かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。現代の日本の政治において、ロビイングという行為が持…
3月22日(日)、認知症啓発運動として、早稲田商店会・アトム通貨実行委員会との共催で「映画"僕がジョンと呼ばれるまで"上映会」を開催しました。早稲田・高田馬場の地域住民の方を対象として開催した本企画は、認知症政策の要とも言える「地域ネットワーク」…
私たちの活動を応援してくださっている皆さまへいつも当ブログをご覧いただき、そして、私たちの活動を気にかけてくださり、本当にありがとうございます。私たち東大認知症政策チームは、今後の活動における継続性の担保と更なる拡大のため、3月16日付けで「…
「ちょっといいですか?」部活帰りに見知らぬおばあさんに声をかけられた男子高校生。違和感を持った彼は話を進めた。「家がどこかわからない。」ということで、高校生はおばあさんを警察署まで送り届けた。実はこのおばあさんは徘徊中であり、男子高校生の…
前回、大変ご好評をいただきました「認知症政策海外事例シリーズ」。第二回の今回は、日本も介護保険制度を作るさいにモデルにしたと言われる『ドイツ』に焦点を当てていきます。この記事を読むにあたっては、私たちが海外事例を取り上げるに至った経緯もま…
ごま油、筋トレ、納豆、ココナッツオイル、カレー、アロマ……これらはテレビやネット、本などで「認知症予防に役立つもの」として取り上げられているものの一例です。認知症に関する各種特集で、最近、とくに多く見かけるのが、以下のような謳い文句です。 「…
「この政策案って、海外のものも参考にしてますか?」「海外での認知症政策はどんなものがあるの?ぜひ教えてほしい」私たちがヒアリング・ロビイングを行う過程で、「認知症政策の海外事例」についてご質問いただくことがよくあります。意外なことかもしれ…
先日、参議院議員会館にて、認知症サポート議員連盟事務局次長の自民党大沼みずほ参議院議員と面会してきました。 今回は、短い時間ではありましたが、国政レベルでの認知症政策の今後の展望についてディスカッションを行いました。 ディスカッションにおい…
先日、東京都江戸川区の船堀ホールにて、第4回認知症予防学会学術集会に参加させていただきました。 この学会では、「認知症予防とまちづくりーコミュニケーションの再構築」というテーマの下に、認知症の早期発見、進行遅延、認知症の方が安心して暮らせる…
あなたが一生懸命に貯めてきたお金が、突然ごっそりと無くなったらどうしますか? 「母が山林売買で約700万円を支払った。契約書はあるが母は理解していない」 「祖母が、見知らぬ人に宅配便で700万円を送った。投資勧誘のパンフレットが残っているが、契約…
システムエンジニアを志していた、大学生のAさん。しかし、彼は就職活動も満足に行えずに、その夢を断念することになりました。突然、彼の"父親"を「若年性認知症」が襲ったのです。Aさんは卒業後も就職せずに父親の介護におわれることになりました。
先日、永田町の議員会館にて、元厚生労働大臣で現在衆議院議員5期目を務めている、長妻昭氏と、面会を行いました。この面会では、私たちの活動の説明に加え、チームの最終目標である「国政レベルでの認知症政策の実現」を達成するにあたって、私たちの考える…
「ひとたび発症してしまうと、決して食い止めることのできない、【宿命の病】である」 これまで、そうみなされてきた認知症。現在、医療や介護、その他数多くのアプローチで「認知症大きく効果のある治療法」の研究が進められています。 では、現在の認知症…
「ここはどこなの?」ーいつも住んでいる自宅なのに…。「あなた、誰?」ーおばあちゃん、いつも僕を可愛がってくれてたのに…。 慣れ親しんでいる場所なのに、どこにいるか分からなくなってしまう。一緒に過ごしてきた家族なのに、誰であるのか分からなくなっ…
「母はもう、私が誰だか、分からない…。」 認知症の母を持つ、ある女性の言葉です。認知症は、私たちにとって身近な病気になりつつあります。あなたは、認知症について、どれだけ理解しているでしょうか?厚生労働省研究班の発表によると、2012年現在、認知…